面接でいちばん重要なのは「いかに上手く質疑応答できるか」です。理想の質疑応答をするためには、事前に質問内容を想定し、回答を考えておく必要があります。
新卒のみなさんの場合、アルバイトなどの面接経験があっても、就活の面接は初めてだという方がほとんどです。面接でどのようなことを聞かれるのかわからず、対策が立てられずに困っている人は多いのではないでしょうか。
ここでは新卒の就活向けに、面接での質問の意図、頻出する質問集、答え方のポイントなどをくわしく解説していきます。
【新卒向け面接対策】よく聞かれる質問と答え方のポイント
1.面接での質問の意図は?
<Point>面接官は「あなたがどんな人か」を知りたい!
面接における質問はすべて「あなたがどんな人か」を知るためのものです。
「あなた」を知るために、面接官は「性格・能力」「志向」この2つの点を重視します。簡単に言うと「何ができるか(何に適性があるか)」ですね。
面接官はこの2つを知るために、学生が答えやすいよう、さまざまな質問を投げかけ、企業に合う人材かどうかを判断しています。
就活で頻出する質問は、すべて「性格・能力」「志向」を知るためといっても過言ではありません。
よくある質問でいうと、たとえば「自己PR」や「学生時代に頑張ったこと」などは性格・能力を知るために尋ねているとわかります。
しっかり面接対策をしても、当日、想定外の質問がくる場合があります。そのときは自分の性格か能力、もしくは志向に紐づけて答えると良いでしょう。
面接官が知りたいのは「あなた」です。どんな質問でも「あなたがどんな人か」をきちんと伝えられるように、落ち着いて答えれば問題ありません。
「あなた」を知るために、面接官は「性格・能力」「志向」この2つの点を重視します。簡単に言うと「何ができるか(何に適性があるか)」ですね。
面接官はこの2つを知るために、学生が答えやすいよう、さまざまな質問を投げかけ、企業に合う人材かどうかを判断しています。
就活で頻出する質問は、すべて「性格・能力」「志向」を知るためといっても過言ではありません。
よくある質問でいうと、たとえば「自己PR」や「学生時代に頑張ったこと」などは性格・能力を知るために尋ねているとわかります。
しっかり面接対策をしても、当日、想定外の質問がくる場合があります。そのときは自分の性格か能力、もしくは志向に紐づけて答えると良いでしょう。
面接官が知りたいのは「あなた」です。どんな質問でも「あなたがどんな人か」をきちんと伝えられるように、落ち着いて答えれば問題ありません。
2.新卒あるある・頻出の質問と答え方のポイント
新卒の就活の場合、面接における質問はある程度決まっています。よく聞かれる質問は、業界・職種問わず共通しているものも多いため、事前対策がしやすいです。
ここでは面接で頻出する質問について、面接官の意図と答え方のポイントを解説します。
<面接官の意図>
「自社が求める能力や適性を持っているか」「会社のカルチャーや業務内容にマッチしているか」を知るために、面接の序盤に必ずと言っていいほど聞かれる質問です。自己紹介とセットで聞かれる場合もあります。
<面接官の意図>
ひとつは「内定を出したら本当に来てくれるのか=志望度の高さ」、もうひとつは「社風やビジョンとマッチするか」を知るためです。
内定を出したとしても、実際に入社してくれなければ意味がありません。採用活動にかけた時間と労力が無駄になってしまわないためにも、就活生の志望度の高さを知りたいと考えています。
また、就活生の志望度が高かったとしても、社風やビジョンが合わなかった場合、入社後にミスマッチを感じてしまい、そのまま退職に繋がる可能性があります。それを防ぐために、面接官は就活生の適性をここで確認します。
<面接官の意図>
力を注いだ点、課題に対してどのような工夫を行い解決へ導いたかなど、実際に入社したあと「あなたがどんな仕事をするのか」を想像するための質問です。
<面接官の意図>
「きちんと自己分析ができているかどうか」を知りたいと考えています。
入社後にどのような活躍をするかという点において、過去の実績などが無い新卒はポテンシャル採用がメインです。
そのため、特別な能力や才能よりも、自身をどこまで理解し、それをどのように活かせると考えているかに着目しています。
<面接官の意図>
面接官はあなたの「立ち直る力」「学ぶ力」「成長力」を見ようとしています。
挫折した経験や失敗から学びを得て成長できる人と、そうでない人では、社会に出てから大きな差がつきます。あなたが失敗に対してどう対応し、どのように乗り越えるのか、「今後の可能性」を知りたいと考えています。
ここでは面接で頻出する質問について、面接官の意図と答え方のポイントを解説します。
1.自己PR
「自己PRをお願いします」
「自己PRをお願いします」
<面接官の意図>
「自社が求める能力や適性を持っているか」「会社のカルチャーや業務内容にマッチしているか」を知るために、面接の序盤に必ずと言っていいほど聞かれる質問です。自己紹介とセットで聞かれる場合もあります。
<答え方のポイント>
「どれだけその企業に入社したいか」よりも「どれだけその企業にマッチしているか」を答えるのがポイントです。
これはどんな質問にも共通して言えることですが、答える際は必ず結論から簡潔に述べるのを意識しましょう。
例えば自己PRの場合、「私の強みは○○です/長所は○○です」など簡潔に述べてから、その結論に根拠となる経験や取り組みについてのエピソードを答えましょう。
また、自身のPRだけで終わるのではなく入社してからその強みをどのように活かせるかを伝えるようにしましょう。
「どれだけその企業に入社したいか」よりも「どれだけその企業にマッチしているか」を答えるのがポイントです。
これはどんな質問にも共通して言えることですが、答える際は必ず結論から簡潔に述べるのを意識しましょう。
例えば自己PRの場合、「私の強みは○○です/長所は○○です」など簡潔に述べてから、その結論に根拠となる経験や取り組みについてのエピソードを答えましょう。
また、自身のPRだけで終わるのではなく入社してからその強みをどのように活かせるかを伝えるようにしましょう。
2.志望動機
「志望動機を教えてください」
「志望動機を教えてください」
<面接官の意図>
ひとつは「内定を出したら本当に来てくれるのか=志望度の高さ」、もうひとつは「社風やビジョンとマッチするか」を知るためです。
内定を出したとしても、実際に入社してくれなければ意味がありません。採用活動にかけた時間と労力が無駄になってしまわないためにも、就活生の志望度の高さを知りたいと考えています。
また、就活生の志望度が高かったとしても、社風やビジョンが合わなかった場合、入社後にミスマッチを感じてしまい、そのまま退職に繋がる可能性があります。それを防ぐために、面接官は就活生の適性をここで確認します。
<答え方のポイント>
論理的に話すことを意識しましょう。
履歴書やESで志望動機を書くときと同じように、面接で話す際も、論理的にわかりやすく伝えることが重要です。
論理的に話すには「結論」⇒「理由」⇒「再び結論」の流れを意識しましょう。
結論が不明な状態で話が続くと、聞いている方は回りくどく感じてしまい、結局何を伝えたかったのかはっきりしないと思われてしまいます。
論理的に話すことを意識しましょう。
履歴書やESで志望動機を書くときと同じように、面接で話す際も、論理的にわかりやすく伝えることが重要です。
論理的に話すには「結論」⇒「理由」⇒「再び結論」の流れを意識しましょう。
結論が不明な状態で話が続くと、聞いている方は回りくどく感じてしまい、結局何を伝えたかったのかはっきりしないと思われてしまいます。
3.頑張ったこと
「学生時代に頑張ったことは何ですか?」
「学生時代に頑張ったことは何ですか?」
<面接官の意図>
力を注いだ点、課題に対してどのような工夫を行い解決へ導いたかなど、実際に入社したあと「あなたがどんな仕事をするのか」を想像するための質問です。
<答え方のポイント>
課題解決に取り組んだものについて、結果と解決に至るまでの工夫などを伝えるようにしましょう。
ネガティブな結果で終わってしまったものについては、駄目だった結果を伝えるのではなく、自分なりに取り組んだ点、そこから得た学びを伝えます。課題に対する前向きな姿勢を伝えるようにしましょう。
課題解決に取り組んだものについて、結果と解決に至るまでの工夫などを伝えるようにしましょう。
ネガティブな結果で終わってしまったものについては、駄目だった結果を伝えるのではなく、自分なりに取り組んだ点、そこから得た学びを伝えます。課題に対する前向きな姿勢を伝えるようにしましょう。
4.長所/短所
「長所と短所をそれぞれ教えてください」
「長所と短所をそれぞれ教えてください」
<面接官の意図>
「きちんと自己分析ができているかどうか」を知りたいと考えています。
入社後にどのような活躍をするかという点において、過去の実績などが無い新卒はポテンシャル採用がメインです。
そのため、特別な能力や才能よりも、自身をどこまで理解し、それをどのように活かせると考えているかに着目しています。
<答え方のポイント>
長所は「仕事へどう活かしていけるか」、短所は「どのように改善しようとしているか」を伝えましょう。
長所のポイントは、仕事への貢献度を伝えることで、面接官にメリットを感じてもらうことです。短所については、自身の短所をどのように分析しているかという点と、今後の改善についての考え方が重要です。
長所は「仕事へどう活かしていけるか」、短所は「どのように改善しようとしているか」を伝えましょう。
長所のポイントは、仕事への貢献度を伝えることで、面接官にメリットを感じてもらうことです。短所については、自身の短所をどのように分析しているかという点と、今後の改善についての考え方が重要です。
5.挫折・失敗経験
「いままでに挫折したことや、失敗したことを教えてください」
「いままでに挫折したことや、失敗したことを教えてください」
<面接官の意図>
面接官はあなたの「立ち直る力」「学ぶ力」「成長力」を見ようとしています。
挫折した経験や失敗から学びを得て成長できる人と、そうでない人では、社会に出てから大きな差がつきます。あなたが失敗に対してどう対応し、どのように乗り越えるのか、「今後の可能性」を知りたいと考えています。
<答え方のポイント>
単なる挫折経験や失敗だけを話すのではなく、「挫折にどのように向き合い、どうやって克服したか」について話すようにしましょう。
面接官が知りたいのは、あなたの苦労話ではなく「挫折への向き合い方」「克服経験から学んだこと」です。 また、レベルの低すぎる失敗は話さないように気を付けましょう。
「あまり大きな失敗談ではネガティブなイメージになるのでは?」と心配する必要なありません。むしろ、この質問で重要なのは「大きな失敗に対して、どう対処したか?」です。
だからこそ、その程度のことは挫折ではない、と面接官が感じるような話は控えましょう。
単なる挫折経験や失敗だけを話すのではなく、「挫折にどのように向き合い、どうやって克服したか」について話すようにしましょう。
面接官が知りたいのは、あなたの苦労話ではなく「挫折への向き合い方」「克服経験から学んだこと」です。 また、レベルの低すぎる失敗は話さないように気を付けましょう。
「あまり大きな失敗談ではネガティブなイメージになるのでは?」と心配する必要なありません。むしろ、この質問で重要なのは「大きな失敗に対して、どう対処したか?」です。
だからこそ、その程度のことは挫折ではない、と面接官が感じるような話は控えましょう。
3.「何か質問ありますか」と聞かれたら?逆質問対策
面接の終盤において、聞かれることが多いこの逆質問。突然「何か質問はありますか?」と言われると困りますよね。
事前にしっかり準備をしておかないと、咄嗟に答えることが出来ず、そのまま面接が終了してしまう可能性があります。
面接官が、逆質問を求める意図は大きく2つあります。
1.逆質問によって自社に対する志望度を再確認したい
企業に関する大まかな情報は、説明会やコーポレートサイトから簡単に得ることが出来ます。
しかし志望度が高い就活生であれば、自ら業界や会社について調べ、能動的に応募企業や周辺企業の情報を入手するでしょう。そしてインターネットなどからでは得られない情報を、この機会に知ろうとするはずです。
つまり逆質問を伺うことにより、志望度の高さを把握しようとするわけです。
2.入社後のミスマッチを無くしたい
人事の採用担当者が最も避けたいことは、入社後の早期退職です。
せっかく費用と労力をかけて入社してもらったのに、自社とのミスマッチで退職されてしまっては元も子もありません。
入社後のこうしたギャップを防ぐために、就活生に正しく会社や仕事の理解を理解してもらうことを目的にして、逆質問の時間を設けています。
逆質問は、企業ごとに内容を変えなくても構いません。
たとえば「御社の同業界の競合優位性は何でしょうか」と聞くだけでも、企業からはそれぞれ違った回答が得られ、企業のカラーが見えるでしょう。
そうすることで回答を他社と比較し、今後検討する際のポイントにすることもできます。
事前にしっかり準備をしておかないと、咄嗟に答えることが出来ず、そのまま面接が終了してしまう可能性があります。
<point>どうして逆質問をしてくるのか?
1.逆質問によって自社に対する志望度を再確認したい
企業に関する大まかな情報は、説明会やコーポレートサイトから簡単に得ることが出来ます。
しかし志望度が高い就活生であれば、自ら業界や会社について調べ、能動的に応募企業や周辺企業の情報を入手するでしょう。そしてインターネットなどからでは得られない情報を、この機会に知ろうとするはずです。
つまり逆質問を伺うことにより、志望度の高さを把握しようとするわけです。
2.入社後のミスマッチを無くしたい
人事の採用担当者が最も避けたいことは、入社後の早期退職です。
せっかく費用と労力をかけて入社してもらったのに、自社とのミスマッチで退職されてしまっては元も子もありません。
入社後のこうしたギャップを防ぐために、就活生に正しく会社や仕事の理解を理解してもらうことを目的にして、逆質問の時間を設けています。
真似して使える!逆質問の例文20選
そうすることで回答を他社と比較し、今後検討する際のポイントにすることもできます。
■経営戦略について
同業界の競合他社と比較した場合、御社の強みを教えてください。
今の会社に足りないと思っていることは何ですか?
御社が今後注力していきたい事業は何ですか?
■面接官個人に対して
仕事でやりがいを感じるのはどのような時ですか?
御社への入社理由を教えてください。
入社前後でギャップなど感じられましたか?
仕事上でのこだわりを教えてください。
■求める人物像・キャリアパスについて
御社における、クライアントに対する姿勢はどのようなものでしょうか?
御社で仕事をする上で、最も大切にすべきことは何ですか?
御社に入社することになった場合の心構えを教えてください。
御社で活躍されている方の特徴を教えてください。
働く上でどんな能力を身につける必要がありますか?
評価制度はどのような基準になっていますか?
〇〇という事業に興味あるのですが、配属はどのように決まりますか?
〇〇について学ぼうと思っているのですが、これは御社の役に立ちますでしょうか?
■企業風土について
社員同士の飲み会や懇親会は、どれくらいの頻度でありますか?
社員はどのような人が多いですか?
他部門との交流はありますか?
社内では、上司をどのように呼んでいますか?
休日も仕事仲間と過ごすことはありますか?
■面接官個人に対して
■求める人物像・キャリアパスについて
■企業風土について
まとめ
企業面接では基本的な質問、想定外の質問の両方を聞かれることがありますが、どれも「自分がどんな人間か」を伝えることが大切です。「自分は何ができるのか」「自分は何をしたいのか」、この2つに対して自身のブレない考えがないと、面接官には正しく伝わらないまま面接が終了してしまうことでしょう。
逆にいえば、この2つのポイントさえしっかり押さえておけば、人前で話をすることが苦手な人でも面接の質疑応答は問題ありません。
逆にいえば、この2つのポイントさえしっかり押さえておけば、人前で話をすることが苦手な人でも面接の質疑応答は問題ありません。