就職活動を進めていくにあたって、避けては通れないのが「履歴書」の作成。たった一枚の紙ではありますが、企業の採用担当者が最初に就活生を判断する、とても重要なツールといえます。
新卒の就活生のみなさんにとって、就職活動における自己PR作成は初めての経験で、戸惑うことも多いでしょう。
本記事では内定を得るために重要な自己PRのポイントについて、作成のポイントと共にご紹介いたします。
新卒の就活生のみなさんにとって、就職活動における自己PR作成は初めての経験で、戸惑うことも多いでしょう。
本記事では内定を得るために重要な自己PRのポイントについて、作成のポイントと共にご紹介いたします。
内定に近づく!受かる自己PRの書き方
1. 就活における自己PRの重要性
■企業が自己PRを重要視するワケ
理由は大きく3つあります。
つまり、企業の理念や事業内容にマッチする人物か、本人が志望する職種に合った能力があるのかを確かめたいのです。
企業としても、時間とお金を掛けて内定を出した新入社員に、入社後すぐ辞められてしまう事態は避けたいもの。マッチする人物を、次の選考へ進ませたいと考えています。
そのため、企業が求めている人物像を想定して自己PRを作成する必要があります。
たとえば、営業系職種なら「目標を達成したプロセスや成果」「行動力のアピール」、事務系職種でなら「資料やデータ作成の正確性」「期日に対するスケジュール管理能力」など、複数の自己PRを作成してみましょう。
■自己PRなら差別化が出来る!
そこで他の就活生との差別化を図ることができる大きなポイントとなるのが「自己PR」です。
自己PRは自身のこれまで経験したエピソードなどを交えた内容になるので、他の就活生にはないオリジナル性が生まれてきます。
周りと内容が被ってしまうことが少なく、差別化に最適な項目といえるでしょう。
出来ればありきたりな内容は避け、面接官の興味を引くような、魅力的な内容をものを心がけて作成しましょう!
■強みを自分の言葉で伝えられる
自己PRは事細かに記載項目が決まっている履歴書の中でも、唯一自分の持っている「強み」を自分の言葉で、自由に伝えられる項目です。自分を売り込む絶好のチャンスを活かしていきましょう!
素晴らしい強みを持っていても、伝え方次第で魅力は大きく左右されてしまいます。
採用担当者に「直接話を聞いてみたい」と思わせるような自己PRを目指しましょう。書類審査の通過率はここで大きく決まります。
2. 自己PR作成4つのポイント
<Point1>タイトルに成果&冒頭で結論
採用担当者が一目見て、何を伝えたいのかを理解ができるように、最もアピールしたい部分を先に述べるのがポイントです。
結論のあとに理由や裏付けを述べることで、シンプルでわかりやすい自己PRにすることができます。
<Point2>過程を書くときは「成長」がわかるエピソードを!
そのため、ただ単にダラダラとエピソードを書くのではなく、タイトルに記載した成果や、結論に結びつくような「成長」のエピソードを記載しましょう。
その際、努力したことや取り組んだ内容は抽象的に記載するのではなく、数値を用いるなどして具体的な内容にするとよいでしょう。そうすることで冒頭で述べた結論の説得力が増します。
<Point3>仕事で活かせることを入れる
そのため、企業に無関係な能力をPRとして打ち出しても、次回の選考対象にはなりません。どれだけ素晴らしい能力だったとしても、それが仕事で活かせる能力でなければ意味がありません。
逆に言えば、自分では地味だと思う能力でも、それが仕事に役立てるものであれば、即戦力として働けることのアピールとなり、採用担当者のなかでの評価は自然と高くなります。
志望する企業で活かせる能力をアピールし、仕事で活躍している姿をイメージさせましょう。
<Point4>読みやすいレイアウト・文字量を意識する
自己PR欄では、書きたいことが多くてついつい狭いスペースに小さな文字で書いてしまいがち。それでは採用担当者の読む気を削いでしまう場合もあります。
きれいな字を書くことはもちろん、読みやすい字の大きさや、文章量を意識して記入しましょう。
見易さを意識するあまり、文字が大きすぎたり空白が多すぎる場合は、志望度が低いと見なされてしまうケースも。文字量は項目欄に対して、8割を埋めることを意識するのがよいでしょう。
3. 自己PR欄以外でもPRするには…
自己PRについて記入出来るのは「自己PR欄」と書かれた項目だけと思っていませんか?
たとえば「資格・免許」「趣味」「特技」なども、自分のPRポイントを盛り込むことが可能です。
自己PR欄では書ききれなかった内容について、他の項目で補填する形で記入すると、自己PRに説得力が増したり、一貫性が出たりします。
仕事で活かせそうな資格や免許を持っている場合は必ず記入しましょう。
例えば外資系企業だったら「TOEIC●点」など、業務に関わってきそうな内容を記入することで、面接時の会話のきっかけになる場合があります。
可能であればビジネスで役立つ資格を優先して記入しましょう。もしまだビジネスに役立つレベルの資格を持っていなかったとしても、ひとつ上の資格取得のために勉強中のものなどあれば「TOEIC●点(現在■点取得のために勉強中)」といったふうに積極的に書くようにしましょう。
登山、ツーリング、読書、音楽鑑賞など、一言だけの記入でも意味は伝わりますが、せっかくのPRチャンスですから、なるべく詳細に書くようにしましょう。
たとえば登山が趣味であれば「●メートル級の山へチャレンジしています。登山計画を入念に立てて登りますが、突然天候が変わって当初のルートとは違うルートへ切り替えるなど、咄嗟の判断を求められる場面もしばしばあります。自然相手なので予測のつかない部分も含めて、臨機応変に楽しむようにしています」といったふうに、具体的な行動内容の中にPRポイントを盛り込むとよいでしょう。
特技は人と被らないような珍しいことや、目立つものを書いた方がよいのでは…と思いがちですが、そんなことはありません。
仕事で活かせることであれば、それは十分「特技」といっていいでしょう。事務系であれば「ブラインドタッチ」や営業系であれば「初対面と人と会話を弾ませること」など、実務で役立ちそうなことを細かく述べるのもPRのひとつです。
たとえば「資格・免許」「趣味」「特技」なども、自分のPRポイントを盛り込むことが可能です。
自己PR欄では書ききれなかった内容について、他の項目で補填する形で記入すると、自己PRに説得力が増したり、一貫性が出たりします。
■資格・免許
例えば外資系企業だったら「TOEIC●点」など、業務に関わってきそうな内容を記入することで、面接時の会話のきっかけになる場合があります。
可能であればビジネスで役立つ資格を優先して記入しましょう。もしまだビジネスに役立つレベルの資格を持っていなかったとしても、ひとつ上の資格取得のために勉強中のものなどあれば「TOEIC●点(現在■点取得のために勉強中)」といったふうに積極的に書くようにしましょう。
■趣味
たとえば登山が趣味であれば「●メートル級の山へチャレンジしています。登山計画を入念に立てて登りますが、突然天候が変わって当初のルートとは違うルートへ切り替えるなど、咄嗟の判断を求められる場面もしばしばあります。自然相手なので予測のつかない部分も含めて、臨機応変に楽しむようにしています」といったふうに、具体的な行動内容の中にPRポイントを盛り込むとよいでしょう。
■特技
仕事で活かせることであれば、それは十分「特技」といっていいでしょう。事務系であれば「ブラインドタッチ」や営業系であれば「初対面と人と会話を弾ませること」など、実務で役立ちそうなことを細かく述べるのもPRのひとつです。
4. ここに注意!新卒が陥りがちなNGポイント
<NGポイント1>抽象的な言葉の使用
もちろん悪い意味は含まれていないのですが、こういった抽象的な言葉は、人によってはこちらが意図しない内容で受け止められてしまったり、正しく理解されなかったりする可能性があります。
もしこういった言葉を使う場合は「どういった協調性」なのか、「何に対して積極的」なのかなど、具体的に書くようにしましょう。
<NGポイント2>仕事に無関係な能力のアピール
仕事に関係しない能力は、いくら素晴らしいものであったとしても、あまり意味がないでしょう。
自己PRとして述べるべき能力は、応募先企業や職種にマッチしたものを選ぶようにしましょう。
<NGポイント3>結果が伴わない内容・裏付けのない内容
どれだけ「頑張った」「努力した」という経過についてPRしたところで、それが結果に繋がっていなければ、何をどう活かして仕事をしようと考えているのか、意図するところが見えにくくなってしまいます。
また、結果だけでなく、具体性や説得力に欠ける自己PRは、上辺だけを取り繕ったように見えてしまう可能性があります。
せっかくの自分をPRするチャンスなのですから、「具体的な内容」「裏付ける行動」「それによって得た結果」の3点を漏れずにアピールしていくように心がけたいですね。
まとめ
企業の採用担当者が最初に就活生を判断する、とても重要なツールが「履歴書」であり、採用担当者があなたを知る最初の機会が「自己PR」です。
採用担当者は自己PRを読み、あなたがどんな人物で、どんな能力を持ち、企業や職種とマッチするかを知ることになります。
それぞれの企業や職種に合わせ、求められている人材像と自己PRをマッチさせられるように、自分の強みを分析し、具体的なエピソードで裏付けていくことが大切です。
採用担当者は自己PRを読み、あなたがどんな人物で、どんな能力を持ち、企業や職種とマッチするかを知ることになります。
それぞれの企業や職種に合わせ、求められている人材像と自己PRをマッチさせられるように、自分の強みを分析し、具体的なエピソードで裏付けていくことが大切です。