インターンシップも開始され、就活本番が近づいている今、エントリーシート(ES)を書き始めている方も多いのではないでしょうか?エントリーシートでは応募学生の強みや学生時代に力を入れたこと(いわゆるガクチカ)や志望動機などがチェックされます。面接官の目に留まり、自身の魅力が伝わるような内容に仕上げたい所です。ここでは、エントリーシートの書き方についてお伝えします。
【23新卒】面接官の目に留まるエントリーシート(ES)の書き方
1. 書き始める前のマナー
書き始める前に基本となるマナーを押さえておきましょう。ここでお伝えすることは社会に出て働いてからも仕事上で意識しておくべきことばかりです。社会人への第一歩として書類の書き方のマナーを理解しましょう。
■文字は丁寧に書く
文字が上手い、下手は関係なく、相手に誠意が伝わるように丁寧に書きます。
■一度下書きを行った上で清書する
下書きをせずに書き出すと文字のバランスが取れない、文章が上手くまとめられない等といった理由で結局二度手間になることも。下書きの段階で誤字脱字がないか、文字が枠からはみ出ていないかチェックしましょう。
■一人称は「私」、語尾は「です、ます」で統一
一人称で「僕」は使用しません。また、語尾は「です、ます」で全て統一するようにしましょう。
■略した言葉を使わない
「バイト」や「コンビニ」など略した言葉は使わず正式名称を使いましょう。
■応募先の企業が求める人物に適した内容にする
自己PRや学生時代に打ち込んだガクチカエピソードは、応募先の企業が求める人物に適していると思わせるエピソードにしましょう。
■企業ごとに具体的な志望動機を書く
エントリーシートの使いまわしはNGです。どこの企業でも使えるありきたりな志望動機は、採用担当者からすると志望度が低いのではという印象を与えてしまします。
2. 基本情報の書き方
基本情報を書く上で気を付けるポイントをお伝えします。
■日付
提出日、もしくは前日の日付を記入します。
西暦か元号表記かは応募書類全体で統一します。
■写真
好印象を与える表情を意識し、服装はにスーツを着用します。
写真は裏面に学校名、学部、氏名(フルネーム)を書いておき、書き損じに備えて最後に貼ります。
<参考関連記事>
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■氏名
「ふりがな」と指示があればひらがなで、「フリガナ」はカタカナで記入します。
■年齢・生年月日
送付時点での年齢を書きます。西暦か元号表記かは応募書類全体で統一します。
■現住所
都道府県から書き、町名、番地などは省略せずに、マンション名も書きましょう。
■連絡先
電話番号は日中連絡が取りやすいものを記入します。
固定電話が自宅にない場合は、携帯電話のみでも構いません。
メールアドレスはアルファベットと数字の読み間違いが起きないように分かりやすく書きましょう。
■印鑑
朱肉を使うタイプの印鑑を使用します。インク式のスタンプタイプはNGです。印鑑は押し間違えたり、滲んだりするので最初に押しましょう。
3. 学歴・職歴の書き方
学歴・職歴を書く上で気を付けるポイントをお伝えします。
■学歴
中学校入学から記入します。学校名は省略せずに正式名称で記入しましょう。(例)中学→中学校、高校→高等学校
卒業見込みの年度が分かる場合は「卒業見込」と記入します。
西暦か元号表記かは応募書類全体で統一します。
■職歴
アルバイトは職歴に含みません。過去に正社員として勤務した経験がある場合のみ記入しましょう。
4. 自己PRの書き方
自己PRを書く上で気を付けるポイントをお伝えします。
①結論は最初に持ってくる
冒頭に自身の長所・強みを伝えます。「私の長所は~です」「私は~な人間です」「私は~しています」など伝えたい内容の結論を最初に書きましょう。その後にそれにかかわる事柄を後から述べます。読み始めてすぐに最も大切な部分が相手に伝わるように意識しましょう。
②行動の背景を明らかにする
ただ単にエピソードや事象を羅列するだけでなく、なぜそのような行動に至ったのか、自身の考えや価値観を入れます。いつ、どのような出来事があったのか等情報を入れて、初めて読んだ人でも理解できるようにします。
③結論を裏づける経験や成果で説得力を持たせる
結論の説得力を高める為に、具体的な経験や成果を盛り込みましょう。相手を納得させられる論理的な文章になります。
④自分の弱みに触れる
強み・長所をアピールした後に、自分の「弱点」、「その弱点を克服する為の行動・意識」について記載します。問題意識を持って改善の為に取り組んでいるという謙虚さや向上心を伝えましょう。
<参考関連記事>新卒採用担当者を惹きつける「長所」と強みに変わる「短所」の書き方
5.「学生時代に最も打ち込んだこと(ガクチカ)」の書き方
「学生時代に最も打ち込んだこと(ガクチカ)」を書く上で気を付けるポイントをお伝えします。
①話の結論を先に伝える
冒頭には最終的に伝えたい結論を簡潔に書くことで読み手が内容を理解しやすくなります。
②大学時代を紹介する
企業が知りたいのは「現在のあなた」なので小~中学生、高校生の頃でなく、出来る限り大学時代のエピソードを取り上げましょう。
③面接で聞いて欲しいことを書く
面接官はエントリーシート等の応募書類に記載されている内容を掘り下げて聞きます。掘り下げられても受け答えできる内容、面接官に伝えたい内容を書きましょう。
④具体的な成果や実績、エピソードを紹介
具体的な成果や実績、エピソード、周囲から掛けられた言葉を伝えることで、客観的に見て説得力のある内容になります。
⑤工夫や努力を紹介
経験した失敗や困難、苦労に対して、どのような創意工夫や努力をしたのかを伝えましょう。マニュアルや決められた通りに行動するだけでなく、自らの意思を持って問題解決に取り組むことができ、困難に屈せず努力を続けられる人間像をアピールします。
⑥人間的成長をアピールする
取り組んだことの過程や結果の説明だけで終わるのではなく、その経験を通してどのような人間的成長を遂げたのかを紹介することで、読み手に対し将来の伸びしろを期待させることが出来ます。
6.志望動機の書き方
志望動機を書く上で気を付けるポイントをお伝えします。
①話の結論を先に伝える
冒頭には最終的に伝えたい内容を簡潔に書くことで読み手が内容を理解しやすくなります。
②担当したい対象(製品・サービス、部署、職種)を伝える
担当したいプロジェクト名、商品名、分野等を盛り込みましょう。企業が行う事業をよく調べており、仕事に対するビジョンを明確に持って就職に臨んでいる姿勢を伝えられます。
③業界・会社研究の成果を伝える
志望する業界や企業の将来性や課題点に理解があり、自分が本当にやりたいことが志望企業と一致していることを伝えましょう。
④志望会社の優位性を示す
他社と比較した志望会社の優位性を示すことで、他社以上に志望企業に入社したい気持ちが強いことをアピールできます。
⑤自分中心の表現はNG
企業に貢献する姿勢を伝えましょう。「貴社で成長したい」という表現では自分中心で物事を考えていると判断される可能性があります。「貴社に貢献したい」という方向性を伝え、仕事に対する心構えや意欲など仕事に臨む姿勢を示して締めくくります。
まとめ
以上が基本的なエントリーシートの書き方です。面接官は面接前に、応募書類からどのような人物が受けに来るのかを想定します。会う前から好印象を与えられるように、読み手が見やすい文章になっているか、伝えたい内容が明確かどうかを意識して作成するよう心がけましょう。
もし不安な場合は第三者に見てもらいアドバイスをもらうのも良いでしょう。その際、第三者の客観的な視点からのアドバイスが欲しい場合は新卒向けの就活エージェントの活用がオススメです。
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また、コンサルタントは各業界や職種についても熟知している為、企業ごとにどのように自己PRや学生時代で打ち込んだ成果等を書いたら良いのかもお伝え出来ます。
ぜひ就活の手助けの1つの手段として利用してみることをオススメします。
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