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転職お役立ち情報 > 新卒採用担当者を惹きつける「長所」と強みに変わる「短所」の書き方

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TIPS
2023.02.07

新卒採用担当者を惹きつける「長所」と強みに変わる「短所」の書き方

就活で聞かれる長所と短所
履歴書・エントリーシート(ES)での「長所・短所」欄の記入や、面接での質問など、就活中は「あなたの長所・短所は何ですか?」という問いかけは定番中の定番。
しかし、企業からの質問はすべて意図があってのもの。長所や短所をそのまま答えていては、採用担当者を納得させることは出来ません。
本記事では、採用担当者を惹きつける「長所」と、ネガティブにならない「短所」のポイントについて解説いたします。

1. 長所・短所について企業が聞く理由

企業は「自己分析の能力が備わっているか」「企業の理念や社風に相応しいか」を判断する材料として、就活生に長所や短所を質問してきます。
あらためて聞かれると長所や短所ってなんだろう、となってしまいますね。長所や短所は、その人の持つ能力や性格、性質、価値観をもとにした、行動パターンや思考パターンといった特徴のことを指します。
つまり企業は、あなたから伝えられた長所や短所を通じて、あなたの「特徴」を知りたいと考えています。そしてどのような特徴を持った人物かを知ることで、入社後にどんな力を発揮出来る人物かを判断します。
企業が長所・短所について聞く理由がわかっても「短所は思い浮かぶのに、長所が全然思いつかないな」と悩んでしまうこともあるでしょう。
そういった場合は短所をポジティブな言葉で言い換えてみましょう。
長所・短所は表裏一体です。
ある状況下では短所となってしまった特徴が、別の状況下では長所として発揮されることもあります。

2. 企業が「長所」を見るポイント

企業が長所を聞くことで確かめたいポイントを整理すると、以下の2つに集約されます。

  • 「自己分析」が正しくできているか
  • 企業が求める人物像とマッチしているか

  • 長所を聞く企業側の意図のひとつに、自己分析で自分の特徴を正しく認識し、それを言語化できているかを評価軸とする部分があります。
    ‌採用担当者へ長所を正しく伝えることができれば、入社後の活躍をイメージしてもらいやすくなり、次の選考へ進んでもらいたいと思ってもらえるでしょう。

    また、中途採用と違って新卒採用は今まで仕事をしたことが無い人、未経験の人の採用になります。
    したがって、業務を行うためのスキルや、職種の適性をすぐに判断することができません。
    そういった判断のために用いられるのが、これまでに経験したこと、そこから得られた行動パターンや思考パターンといった特徴なのです。
    ‌採用担当者は伝えられた長所から、どんな業務を任せられそうか、求めている人物像とマッチしているのかを見極めます。
    履歴書やエントリーシート(ES)、面接で伝える長所は、企業の求める人物像の要素と一致することを意識して言語化すると良いでしょう。

    3. 採用担当者を惹きつける長所の伝え方

    採用担当者はこれまでに何人もの就活生を見てきています。ありきたりな言葉やエピソードでは、他の学生との差別化が出来ず、記憶に残りません。
    次の選考に進むための2つのポイントをおさえて、採用担当者の目に留まる「長所」を伝えていきましょう。

    <Point1>自分の言葉で「長所」を表現する
    就活でアピール出来そうな長所と聞くと、つい耳触りの良い「リーダーシップ」「コミュニケーション」「行動力」のようなありきたりな表現を選んでしまいがちです。
    ‌せっかく自分の特徴である「長所」を伝えるのですから、自分ならではの言語化を意識し、表現方法を変えていきましょう。
    言葉を変えるだけでも他の学生との差別化になり、採用担当者の目に留まりやすくなります。

    たとえば「私の長所はコミュニケーション能力の高さです」より「私の長所は、周囲の人の不安や迷いの感情に寄り添い、そこから解決策をともに見つけ出したり、ポジティブな感情へ昇華させることです」と言語化するほうが、同じ意味を持つ内容だとしても、ぐっと魅力的に感じられるのではないでしょうか。

    <Point2>自分なりのエピソードを紐づけた「長所」にする
    長所を伝える際は、その長所が発揮されたエピソードも一緒に伝えましょう。
    ‌ たとえば「私の長所はリーダーシップがとれるところです」と言われてもあまり説得力がありません。
    しかし「私の長所は、学祭の新プログラムとして立案したイベントで、メンバー50人を統率した経験から培ったリーダーシップです」とエピソードを交えて話せば、その人がどのような経験で得た長所なのかが具体的に伝わるでしょう。

    ‌ただ、このとき注意してもらいたいのが長所からエピソードを探すのでなく、エピソードから長所を見つけだすことです。
    エピソードをしっかり振り返り、その経験のなかで培ってきた長所を伝える方が説得力のあるアピールになるはずです。

    4. 強みに変わる「短所」の秘訣

    「1. 長所・短所について企業が聞く理由」でお伝えしたように、長所・短所は表裏一体です。
    ある状況下では短所となってしまった特徴が、別の状況下では長所として発揮されることもあります。
    ポジティブな言葉で「長所」に言い換えられるものを「短所」として伝えましょう。
    たとえば「頑固」という表現は一見すると短所に感じられますが、「ブレずにやりぬく力」「一貫性がある」「持続性がある」などと言い換えると長所になります。
    逆に、「朝に弱い」や「遅刻が多い」など、長所に言い換えがしにくいものを短所として伝えてしまうと、それは単なるマイナスの情報を採用担当者にさらけ出しただけになります。

    せっかく自分の特徴を採用担当者に知ってもらうのですから、「短所」を伝えつつ、結果的にすべてが「長所」としても捉えられるような伝え方を目指しましょう。
    「短所」をポジティブな言葉に変換すると・・・
    短所と長所
    自分の言葉で伝えることが大切なので、上記はあくまで一例です。
    まずは自分の特徴を書き出して、長所と短所に言い換えてみましょう。

    まとめ

    自分の特徴である「長所」も「短所」も、まずは企業の求める人物像を意識して書き出してみましょう。‌
    冒頭で触れたように、企業は「自己分析の能力が備わっているか」「企業の理念や社風に相応しいか」を見るために長所と短所を質問してきます。
    採用担当者の求める答えが返せるように「この企業はどんな学生を必要としているか」について、自分なりの仮説を持ってみましょう。‌
    ‌その人物像に合わせた長所があれば、選考では有利に働くはずです。そのためにも、自分の長所とそのエピソードについて、あらゆるパターンを用意しておくと良いでしょう。